岐阜県可児市の「かたびら接骨院」院長の河合繁です。
昨日、東海地方も梅雨入りしてしまいました。
梅雨に入ると長雨が続き、気温も湿度も高い状態となります。この時期になると、なんとなく頭が重い、体がだるいなどの不調を感じる方が多いといいます。梅雨どきに生じるこのような症状は、「梅雨だる」と呼ばれます。主な症状は、体のだるさや頭痛、頭重感、めまい、肩のコリ、関節痛などです。また、気分が落ち込んで鬱っぽくなったり、イライラしやすくなったり、精神面での不調も起こりやすくなるといいます。仕事や勉強に集中できなかったり、やる気が起きなかったりする場合は注意が必要です。
「梅雨だる」の原因
①気圧の変化により、自律神経が乱れやすくなる
②湿度が高く、体内の水分代謝が滞りやすい
③湿日照時間の減少で、気分が沈みやすい
④気温の急激な変化
- 梅雨だるめまい
頭痛は、梅雨の体調不良の症状として最も代表的な症状です。梅雨の時期によく起こる頭痛は気圧の影響が大きいです。気圧の変化を感じると脳の血管が拡張し、脳の一番外側にある硬膜に分布している三叉神経が興奮し、痛み物質が放出されます。放出された痛み物質に反応して、さらに血管が拡張します。このようにして血管拡張の悪循環が起こり、脈打つような強い痛みが生じると考えられています。
・梅雨だるめまい
梅雨だるめまいは、身体の平衡感覚を保つ内耳や目に、何らかの障害が生じて起こります。内耳は「気圧センサー」とも言われ、気圧の変化に敏感です。梅雨の時期は気圧が変化しやすいため、内耳の機能が敏感な人は、めまいの症状を強く訴える事があります。
- 疲労感
梅雨のこの時期、大気は低気圧配置になります。大気が低気圧になると、私たちの身体は副交感神経が優位に働くようになります。副交感神経は、身体を休ませる神経ですので、身体がお休みモードになって、「だるい」「やる気が出ない」と感じてしまうのです。
梅雨だる対策